
全とっかえ
【崩技】【+硬】【玉響】【紫電】【+強】【玉響】
しゅたっ。
「戦術調書でござる」
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あの場に集ったものが私を含め30名。
その中で最も強き者の名はカレンであった。名に相応しき【果錬】の使い手。
この戦いは5つの技を守り抜いた者が勝つ、つまり相手に先に5点を与えられる者が強い。
しかし、もう一つの戦術があり、それに気付いた者達が上位に殺到することになった。
その戦いの中で見られた17の構成をここに記す。
『先燐果錬』
使い手:カレン、蔵町つばめ、リオカ
上位三位を独 占した、今回の戦の勝者。
【先制】攻撃の【果断】を打ち込み相手のスキルを先に4つ削り、相手の手の内を限られたものにして勝つ。
4スキル先に破壊さえしてしまえば、【攻4】【+5】で勝とうとしているキャラは【凡打】しか打てなくなる。
さらに【燐光】と【+錬】によって迎撃と【無想】【防壁】に対応。後は【果断】対策に迎撃を構える。
『燐一強』
使い手:ズー・サディイスト、噛んだ後のガム
【燐光】で相手の防御を無力化し、【一閃】【+強】で迎撃をかわして勝ちにいく型。
弱点がほとんどなく安定した強さを見せる。
『玉果』
使い手:目覚めしスライム、SE-2
【玉響】で守りながら【果断】で相手を叩き潰す構成。
どちらも強力な技であるが故、当たれば致命 的となる低中速殺し。
『先果盾』
使い手:「いやー。いやいやいや。誰だよお前。おい」、えぬえむ
【先制】攻撃の【果断】で相手のスキルを先に4つ削り、【防壁】を張り相手の攻撃を防いで勝つ。
迎撃に弱い代わりに燐光や守り手を持たない物には無比の強さを誇る。
『裏紫果』
使い手:メビウスレイブ、ゲイン
【裏霞】【果断】で相手のスキルを半壊させた後、【紫電】で確実に攻撃しとどめを刺す型。
【裏霞】で1つ枠を圧迫する代わりに発展性は高い。
『全反』
使い手:箱内瞳
相手への反撃のみで敵を倒す構成。
反撃と【凡打】の攻撃が加算されるため総合的な火力は高い。
『連紫盾』
使い手:オルティラ、ヒャリー
【紫電】【+盾】で防壁を張り、【 連撃】で倍に増やして反撃をかわしながらダメージレースを乗り切る型。
迎撃に無類の強さを誇る。
『隠反玉』
使い手:スエン・ロウ
【隠刃】【+反】で速度の低い相手に、【玉響】で速度の高い相手に対応する高火力迎撃型。
『防影』
使い手:カラス、メイ
自分は【防壁】を張り、相手の迎撃や【防壁】を無視して【影討】で相手を倒す構成。
自分と同系統の守りの手に強い。
『逆交一』
使い手:反転世界、山奥のドラゴン
【交錯】で守り、【交錯】【逆鱗】で追加のダメージを与えながら【一閃】5で迎撃を封じる戦術。
上位陣の多くを刺しこむ迎撃型。
『封待』
使い手:蜘蛛の巣の女王
初手【封印】で相手の速度を0にし、【待伏】の大ダメージを与える型 。
『紫盾』
使い手:黒プリン、シ亥リ
迎撃に強いが考えて組まなければ実力を発揮できない構成。バリエーションの一つに『連紫盾』がいる。
『五的』
使い手:美海華院 有香
5番目のスキルを【的割】で狙い撃ちして勝つタイプ。
5番目に攻撃スキルを置いているキャラが少ないので今回はあまり振るっていない様子。
『防果』
使い手:蠱毒壺の娘
【防壁】からの【果断】。1ターン目を凌いで2ターン目から決戦を始める型。
『覚悟』
使い手:秋巡黄緑、だんしんぐそるじゃあ、紫苑
【覚悟】で強化した攻撃で相手を仕留める型。
『裏剣』
使い手:ニジョウ ロクロウ
【剣舞】を使い高速度強攻撃を飛ばす型。
『全攻』
使い手:ざんていさん、フェ イク
彼等はスキル総入れ替えで十にも百にもなる可能性を秘めている。
全体を通して【果断】【燐光】持ちが迎撃を持たない【無想】【防壁】使いに対して猛威を振るっていた。
次回は迎撃持ちが増え、無想盾持ちがやや減少することが予想される。
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「ふむ……して、暗殺の首尾はどうだ?」
「ターゲットが誰なのか忘れました」
「ばかもーん!」
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